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気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)

我に賜(た)ぶと小さき蜜柑をむきたまう老母(はは)の手の皺にまなこそむけつ

 

                        橋本春生

 

 

 

 

 

久しぶりに帰ってきた息子に、小さな蜜柑をむいてやる母君。

 

その手の皺に、すべてが籠っている・・・・・。